
大人のバイオリンの生徒さんに、「練習はいつしていますか?」と尋ねると、
「朝出勤前に」とか「仕事から帰ってから」、退職された方は「一日中」と答える熱心な方も。
仕事をされている方は特に練習時間がちょっとしか取れないという方が多いのですが、バイオリンに触らなくてもできる練習はたくさんあります。
受験勉強をした事のある方なら思い当たることがあるかもしれません。
通学バスの車内で英単語帳を開いて勉強したり、睡眠学習といって英会話を寝ながら聴いたり、トイレに覚えたい歴史の年号を貼ったり…
そう、勉強が机の上でなくてもできるのと同じよに、バイオリンもケースを開けてバイオリンを構えなくてもすき間時間できることもあるのです。
初心者、独学者の方、そして脱力(これは永遠のテーマ)を見直したい方、
そんな貴方にはバイオリン無しで上達できるこんな練習があります(仕事中にできるものもあるかも)↓
- 弓を持つ際の柔軟な動きを身につける(鉛筆で屈伸運動)
- 1に加え、弓を持つ力を鍛える(定規または菜箸で尺取虫)
- 左指の運動(携帯どちらかというと小ぶりのガラケーで)
- 仕事や買い物にも役立つ脱力の習慣
- 所作一つひとつにちょっと工夫
- ハンカチ(布なら何でもOK)をもってゆったりお風呂でボウイング
まぁ今思いつくものでこれくらいです。他にもあるかも。
では1番、弓の持ち方です。右手に鉛筆を持って屈伸運動をやってみませう(^^♪ 慣れないうちは左手を添えても良いです。
ね?親指も含めて全ての指を屈伸するのって結構難しいでしょ。鉛筆落としそうになったら、最初のうちは左手を添えてやっても良いです。デスクワークの合間や、休憩時間にやってみましょう。
お箸でもよいんですが、ちょっとお行儀が悪いでしょ(人目のないところでね)。
じゃ、2番の定規で尺取虫です(^O^)/
下りが難しいですね。
★ポイントは全ての指をまんべんなく使うことです★
このようにお料理しながら菜箸でもできます★ (もしくは落としてもよい30センチ以上の棒)
※バイオリン無しでの練習ということで、定規とお箸を選びましたが、重さに慣れるには弓でやるのが一番です。ただし落とさないように。
3番のガラケーで左指の運動え(これでビブラートの練習もできますが、最初からビブラートの練習をすると音階練習でごまかしやすいという弊害もあります。ここではビブラートは割愛)。
(注意)最初に示したような指を独立して一本一本離すのは×(>_<)
後半のように必ず指番号の大きい方の指を押さえるときは番号の小さい方の指は必ず全部押さえておきましょう(つまり4の指を押さえるときは3,2,1は押さえておく)。
※バイオリンの左指は
- 1→人差し指
- 2→中指
- 3→薬指
- 4→小指
ではちょっと長くなりましたので、後半はこちら(←更新したらリンクに変わります)に仕切りなおしまーす♪
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