Home » バイオリン超初心者向け事例解決集 » 12.演奏が確実に上達するメトロノームの使い方3つ!

12.演奏が確実に上達するメトロノームの使い方3つ!

メトロノームっていろんな形のものがありますね。下の写真は現在私が持っているメトロノーム(左からスマホのアプリ、アナログのメトロノーム、カード型電子メトロノーム)ですが、他にもチューナーと一体型のものなどいろいろありますよね。

例えばこれ↓。私の生徒さんも使っていますが、なんといってもチューナーとメトロノームが同時に使えるというところが初心者の方にとっては嬉しい点。音程を確認しながらテンポも一定になるよう確認できる。音階練習などに最適です。

私はというと、現在スマホのアプリを使っていますが(これはチューナー一体型ではありません。念のため)、小さい頃は上の写真のアナログメトロノームを日がな一日眺めて、おそーくしたり、めちゃくちゃ速くしたり、振り子と一緒に頭振ったりして遊んでいた記憶があります。変な子でした(^-^;

楽譜によくテンポの表示が書いてあります。例えば♩⁼76というような表示が楽譜の一番最初や、テンポが変わる箇所に書いてあります。これは一分間に四分音符が(等間隔で)76コ(拍)入る速さでってことですよね。そのほかbpm76とか(Beats Per Minute:一分間の拍数)、M.M.=76という書き方もあります。M.M.というのは(メトロノームを発明した)メルツェルのメトロノームという意味。

ジャズの楽譜だと、ただslowlyとか4beatとか書いてあるものもありますし、演奏者によって好きな速さで演奏することも多いです。

このメトロノーム、曲のテンポを確認するためにも使ったりしますが、基礎的な練習にとっっっても役に立ちます。生徒さんにお勧めしているだけではなく、私自身も練習に多用しています。特にこれは!と思う使い方を3点ご紹介したいと思います。(バイオリン以外でも応用できるものもあります)

①必ず間違っちゃう「速くて難しい箇所」の練習に!

いろんな曲を練習していると、早くて指(バイオリンなら左指)が追い付かなくて必ず間違う箇所が出てくると思います。いまもしかしたらこれをお読みのアナタもそうかもしれません。そういう箇所の練習の仕方として私がおススメしているのは、次の6ステップ。

  • 必ず間違う箇所を一番小さい単位でゆっくり練習し、次第に速く弾く(例えばドの音からミの音に移るときに必ず間違うならその2音※をゆっくり→速く弾く)
  • 上記ができたら、上記箇所の前の1音を含めて、ゆっくり→速く弾く
  • 必ず間違う箇所の次の1音を含めて4音を、ゆっくり→速く弾く
  • 範囲を広くして(例えば1小節)、ゆっくり→速く弾く
  • もっと範囲を広くして1フレーズ、ゆっくり→速く弾く
  • 1曲まるごと所定の速さで弾き、やっぱり必ず間違っちゃうなら上記を繰り返す

※ものによっては、区切りの関係で2音とは限りません。

この「ゆっくり→速く弾く」という部分を、メトロノームを使います。自分が確実に弾ける速さをまず設定。そのとき、曲の拍子に関係なく、カウントしやすい拍に設定することが重要です。

例えば4分音符♩⁼60の曲として、4分音符の拍を基準に設定すると、間違う箇所が 8分音符で構成されていたら、ゆっくりに設定するとき♩⁼30とか40とかもっと遅く設定しないと弾けなかったりします。そうするとメトロノームの音があまりにゆっくりすぎて、きちんと演奏に合わせるのが難しいです。

ですから、上の例のように間違う箇所が8分音符なら8分音符を基準とする拍でメトロノームを合わせる。例えば♪⁼80に合わせるとか。

こうやって段階を追って練習すると、「必ず間違う箇所」を克服できるようになります。どうしても好きな曲だと、1曲通し練習ばかりしてしまって、「必ず間違う箇所」がいつまでも弾けないという方もいらっしゃいますが、こういう一見地味な練習が、実は一番早道で確実だと思います。

②「一秒」の感覚と弓の幅を体感する

バイオリン(他の擦弦楽器でも)の最も基礎的な練習の一つとして、4秒(4拍)ボウイングがあります。ボウイング(ボーイング)とはbowingつまりbow(弓)の動かし方、運弓(うんきゅう)です。

時間の基準になる一秒の感覚、 つまりbpm60 の感覚を養うために、 ダウン(弓元から弓先へ)4秒→アップ(弓先から弓元へ)4秒の練習をすることで、さまざまなテンポの基準を身体に覚えさせることができます。

下図のように、一秒につき弓の1/4を使って4秒(4拍)で端から端まで使うことで、弓の幅を等間隔に使うことや、各場所で右手指にかかる重さがどのように変化するかを体感できます(体感できるように意識します)。その間、駒に対して平行に弾くことにも注意を払わねばなりませんので、右手、右腕に集中できるように、この練習は開放弦(左手は何も押さえない)で、しかも弾きやすい真ん中の弦(バイオリンならA線もしくはD線)で弾くとよいです。

とても単純な練習ですが、これを普段の教本や曲を練習する前に毎回脱力して練習することで右手の感覚を改めて意識しなおすことができます。

ここにも詳しく書いてます。ぜひやってみてください!

③弱拍の練習に使う!

最後は応用編です。先ほども出てきましたが、拍という言葉。音楽の時間軸の基本的なまとまり、例えば手を等間隔(時間)にたたいて音楽にあわせたとき、そのたたいた一つ一つのもの(まとまり)を拍といいます。まぁ「手拍子」で表せるものってことですね。

その拍には、強拍、弱拍、中拍があり、例えば4拍子なら、1拍目を強拍、3拍目を中拍(中強拍)、2,4拍を弱拍といいます

※強拍を表拍、弱拍を裏拍ということもありますが、これらは一般的な定義が曖昧なのでここでは強拍、弱拍とします 。 拍については CielaさんやYugoさんのサイトがわかりやすかったです。

ふつう練習をするとき、すべての拍にメトロノームの音を合わせます。上記①、②もそうですね。クラシックを練習するときもそうです。しかし、次第にもっと違うジャンルが弾いてみたい…と思ったら…

ジャズやスカやロックなどをやってみよーというとき、弱拍のみメトロノームがなるようにして練習するとノリがつかめるようになります。これは、あるジャズピアニストから教えてもらった方法です。

上の例の4拍子でしたら、普通は4つメトロノームをならして練習しますが、1拍目と3拍目はならさず、2拍目と4拍目のみ、つまり2回ならして練習をします。そうすると、ジャズなど弱拍の方にアクセントを置くものを練習しやすくなります。

4拍子の曲をメトロノーム60に合わせて4つ鳴らして練習していたら、次は弱拍だけ鳴らすために30に合わせます。曲のテンポの1/2に合わせればいいんですね。

そして、いきなり練習でもよいのですが、曲を歌いながら、弱拍の部分(メトロノームが鳴るところ)で手拍子を打つ。できるようになったら実際に楽器で演奏してみる。

ノリやすくなります✨( `ー´)ノ

次は栗饅頭の話

★2027(令和9)年ドロシーみきこは大牟田なないろ音楽隊をつくって、大牟田なないろバスを走らせる!全国1750市区町村バイオリン行脚も作曲も講演もブログも全てはそのために!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

Name
Email
Website