2019年1月現在、当音楽事務所で試奏体験できるバイオリンは以下のような製作年代のものがあります(都合により日によってはご体験頂けない年代のものもあります)←※現在は行っておりません。
- 1700年代
- 1800年代
- 1900年代
- 2000年代
これらは、製作者、製作国もバラバラですから、楽器の見た目(装飾など)、音色もさまざまです。
古い楽器が良い音がするとは限りませんし、そもそも「良い音」とは何なのか?
突き詰めると、「良い音」とは主観的なものであり、「好きな音」だと私は思います。 まぁ私の考えは置いといて…
…良くおっしゃられるのが「バイオリンの音色の違いなんていっちょんわからん(全然わからない)😑」ということ。
いやいやいや
標準的な聴力のある方なら
9割以上の方がわかります
そう、これを読んでいるあなたには、音色の違いがわかります♬
「でも、TVでやってる芸能人格付けチェックでバイオリンの聴き比べあるでしょ?あれ全く分かりませんよ😣」
いやいやいや、あれを基準にしたら、いけません。あなたが分からなくても当然です。なぜなら…
- 「良い」バイオリンと、超絶「良い」バイオリンの弾き比べ(音色が似ている)だから差がわかりにくい
- 弾き比べをしている演奏者がプロなのでどちらのバイオリンを弾いても素晴らしい音が鳴る
- 視聴者であるあなたはテレビ画面を通して生でない音を聴いている
わかりにくい条件が揃っているのです。テレビを見てわかったところで、大した自慢にもなりませんし、わからなかったからといって悲観することは全くありません。
因みに私も2回ほど見たことがありますが、ものすごくテレビにかじりついてしかめっ面して、かろうじてわかりました。ものすごく小さな違いですが、値段の高いバイオリンの方がくすんだ音色でした。また、「専門家でもストラディバリウスを聞き分けることができなかった」話をバイオリン製作者の著書でも読みました。
…けれど、
専門家だろうが、素人だろうが、音色の違いを聞き分ける方法があります。
それは、あなたが、バイオリンを構えて、音色を聴くということ。
耳の側で直にバイオリンの音色を聴くとあら不思議\(◎o◎)/!
いえ、不思議ではないんですが、こんなに楽器によって音色が違うんだー!ということがわかりますヨ。
「え、でも私にはわからないかも…」とおっしゃる方へ具体的な事例をご紹介しますと…
当事務所のレッスンを受けられる方には、すでにバイオリンをお持ちの方や楽器店で注文される方もいらっしゃいますが、その他に、工房や楽器店に予算に合わせて予め数台のバイオリンを準備してもらい、そこに生徒さんをご案内して実際に試奏、ご購入という場合もあります。
実際に試奏をされる前は、生徒さんも「えー、センセーが弾いてくださいよ。私弾けないし、わからないから~」とバイオリンを前にしり込みされる方もいらっしゃるのですが(お子さんは割とすんなり試奏されますが、大人の方は結構遠慮される)、バイオリンの構え方をざっくりお教えして、音を出すまでに1分とかかりません。
音が出ると「おー」と感慨深げにされ、次の楽器を手にしてまた「おー」。もうその頃には、こっちの音がいいとか、こっちの方が色が好きとか、バイオリンに熱中されてます。
もちろん、これは、初めてバイオリンに触れた方々の話です。
ですから、「バイオリンの音色の違いがわからない」なんて言わせません!
あなたにはわかります!
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