バイオリンをちょっと独学でやってみようかなと思ってネットで「初心者用バイオリンセット」なるものを買ったものの…
え?どうなってるの?音出せないよー!
で、ほったらかしてしまった方がいらっしゃいまして、ケースを開けると駒が立っていない
配送中に倒れたのか、最初から駒をはずして配送されたのかわかりませんが、
とにかく駒をどうやって立てたらいいかわからないとのこと。
説明書などは入っていたのか不明ですが…
駒はこのように立てましょう
駒の配置は、一番細い弦(バイオリンを構えたとき一番右)の方が下がっています。
横から見ると
こちら、と書いてある方が直角になるようにするのが一般的です
駒について詳しくお知りになりたい方は、下記のサイトはとても勉強になりましたのでぜひ
(真上から見た場合の駒の位置なども書いてあります)
さて、駒が倒れているというのはまぁ、音が出ないというより、楽器の体をなしていないわけですが、ちゃんと駒も立って弓でこすっているのに「音が出ない」ことがあります。
生徒さんの元に楽器が届き、早速弾いてみたけれど
「センセー、音が出ません!」というメールが来ました。
駒は立っている。
じゃぁ、松脂でしょう。
ということで、「バイオリンケースの小物入れに入っている松脂を弓の毛にまんべんなく何往復も、少し粉が吹くくらい塗ってください。」と返信。
10分後。
「音、出ました(^^)」
弓の毛は、馬の尻尾ですが、このままではツルツルで弦をこすっても音が出ません。
松脂を塗って、毛の表面にキューティクルを作ることにより、弦をこすったときに摩擦で音が出ます。
弓の毛替えをしたときもしっかり塗りましょう(予め塗ってくれている工房もありますが)
弓の元から先までまんべんなく、塗りましょう。
次回はバイオリンのお手入れについて書く予定です
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