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4.センセー!バイオリンの音が出ません!

バイオリンをちょっと独学でやってみようかなと思ってネットで「初心者用バイオリンセット」なるものを買ったものの…

え?どうなってるの?音出せないよー!

で、ほったらかしてしまった方がいらっしゃいまして、ケースを開けると駒が立っていない

配送中に倒れたのか、最初から駒をはずして配送されたのかわかりませんが、

とにかく駒をどうやって立てたらいいかわからないとのこと。

説明書などは入っていたのか不明ですが…

駒はこのように立てましょう

駒の配置は、一番細い弦(バイオリンを構えたとき一番右)の方が下がっています。

横から見ると

こちら、と書いてある方が直角になるようにするのが一般的です

駒について詳しくお知りになりたい方は、下記のサイトはとても勉強になりましたのでぜひ

(真上から見た場合の駒の位置なども書いてあります)

篠崎バイオリン工房

バイオリンパレット

さて、駒が倒れているというのはまぁ、音が出ないというより、楽器の体をなしていないわけですが、ちゃんと駒も立って弓でこすっているのに「音が出ない」ことがあります。

生徒さんの元に楽器が届き、早速弾いてみたけれど

「センセー、音が出ません!」というメールが来ました。

駒は立っている。

じゃぁ、松脂でしょう。

ということで、「バイオリンケースの小物入れに入っている松脂を弓の毛にまんべんなく何往復も、少し粉が吹くくらい塗ってください。」と返信。

10分後。

「音、出ました(^^)」

弓の毛は、馬の尻尾ですが、このままではツルツルで弦をこすっても音が出ません。

松脂を塗って、毛の表面にキューティクルを作ることにより、弦をこすったときに摩擦で音が出ます。

弓の毛替えをしたときもしっかり塗りましょう(予め塗ってくれている工房もありますが)

弓の元から先までまんべんなく、塗りましょう。

次回はバイオリンのお手入れについて書く予定です

★2027(令和9)年ドロシーみきこは「ハチドリ芸術社」をつくって、「ハチドリ芸術バス」を走らせる!全国1750市区町村バイオリン行脚も作曲も講演もブログも全てはそのために!

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